ボタンホール(電子ミシン)
電子ミシンでのボタンホールの縫い方をご紹介します。
機種によって、ワンステップで縫うタイプ、2ステップで縫うタイプ、4ステップで縫うタイプがあります。
ボタンホールを縫う前に
・必ず本番と同じ布で試し縫いをして、正しく縫えることを確認しましょう。
・伸縮性のある布には、裏に伸びにくい芯地を貼ります。
ボタンホールの縫い方 <ワンステップボタンホール>
ボタンホール押さえにボタンをセットするだけで、ボタンの大きさに合ったボタンホールを縫うことができます。
【ミシンのセット】
●模様:
●押さえ:ボタンホール押さえ(R)
●縫い目のあらさ(送り):
●縫い目の幅:5
※縫い目の幅調節ダイヤルがない機種もあります
【縫い方】
①ボタンホール押さえのボタン受け台にボタンをセットします。
②押さえをミシンにセットします。(上糸は押さえの穴から横へ引き出します)
③ボタンホール切り替えレバーを下まで下ろします。
※ボタンホール切り替えレバーは糸通しレバーの後ろにあります
④布を押さえの下に入れ、縫い始めの位置に針を刺して押さえを下ろします。
※ボタンホールを入れる位置に予め印を書いておきましょう
※縫いはじめは後進するので、布の向きや縫い始めの位置にご注意くだい
※縫い始める前に、押さえスライダーとストッパーの間に隙間がないことを確認してください。
隙間があると、縫い終わったときに縫い位置がずれる場合があります。
⑤上糸の端を持ちスタートします。※数針縫ったら糸から手を放します
⑥縫いはじめに戻ってきたらミシンを止めます。
※自動的には止まりません
⑦押さえを上げて布を引き出し、上糸と下糸を10㎝くらい残して切ります。
下糸を引いて上糸を布の裏に引き出し、上糸と下糸を結びます。
【続けて縫う場合】
模様選択ダイヤルを回して「RESET」を選び、再びボタンホール模様を選択します。
ボタンホールの縫い方<2ステップボタンホール>
【ミシンのセット】
●模様
●押さえ ボタンホール押さえ(J)
●縫い目のあらさ(送り)
【縫い方】
①押さえをセットします。(上糸は押さえの穴から横へ引き出します)
②布を押さえの下に入れ、縫い始めの位置に針を刺して押さえを下ろします。
③ミシンをスタートさせ、左側を必要な長さまで縫い、ミシンを止めます。
④ボタンホール切り替えボタンを押します。
⑤再度ミシンをスタートさせ、縫い始めの位置に針が戻ったらミシンを止めます。
⑦押さえを上げて布を引き出し、糸を10㎝程残して切ります。下糸を布の裏に引き出し、上糸と下糸を結びます。
【続けて縫う場合】
模様選択ダイヤルを回して一度他の模様を選んだ後、再びボタンホール模様を選択します。
ボタンホールの縫い方<4ステップボタンホール>
【ミシンのセット】
●模様
●押さえ ボタンホール押さえ(J)
●縫い目のあらさ(送り)
※縫い目のあらさ調節ダイヤルがない機種もあります。
【縫い方】
①模様を選びます。
②押さえをセットします。(上糸は押さえの穴から横へ引き出します)
③押さえを手前いっぱいまで引き出します。
④縫いはじめの位置に針を刺し、押さえを下ろします。
⑤ミシンをスタートし、必要な長さまで 縫ってミシンを止めます。
⑥ はずみ車を手前にまわし、針をあげてから模様を選びます。5針程縫ってミシンを止めます。
※必ず針を上げてから模様を選択します
⑦ 手ではずみ車を手前にまわし、針をあげてから模 様を選びます。左側と同じくらい縫って、ミシンを止めます。
※必ず針を上げてから模様を選択します
⑧ 手ではずみ車を手前にまわし、針をあげてから模様を選びます。5 針程縫って、ミシンを止めます。
※必ず針を上げてから模様を選択します
⑨押さえをあげて布を引き出し、上糸と下糸を10 cmくらい残して切ります。
下糸を引いて上糸を布の裏に引き出し、上糸と下糸を結びます。
ボタン穴のあけ方
ボタン穴の開け方かんぬきの内側にまち針をわたして、
シームリッパーで左右のラインタックの糸を切らないようにボタン穴を切り開きます。
うまく縫えないときは…
以下の点を確認してください。
●縫い目のあらさをにセットしているか
●リセットして模様を選び直しているか
続けてボタンホールを縫う場合、一度模様選択ダイヤルで「RESET」または別のステッチを選択したあと、再びボタンホール模様を選ぶ必要があります。
●布に対して縫い目のあらさがあっているか
ダイヤルが1に近付くほどあらくなります。