レース刺しゅう
水に溶ける芯地を使うレース刺しゅう。水溶性芯地に刺しゅうをした後、芯地を水に溶かすと糸だけが残るので、まるでレースのような仕上がりに。刺しゅうの仕方とアレンジ作品をご紹介します。
※レース刺しゅうデザインは、セシオ9900Pro、メモリークラフト400E、セシオ9900(販売終了)に内蔵されており、デザインは機種により異なります。
用意するもの
●刺しゅう糸・刺しゅう用下糸
アクセサリーなど、裏側も見える作品を作る際は、上糸と同じ糸を下糸に使うのがオススメです。
●水溶性芯地(不織布タイプ)
水溶性シート(ビニールタイプ)を使って刺しゅうをすると、縫っている途中でシートが破れてしまうので、
レース刺しゅうを縫う際は必ず水溶性芯地(不織布タイプ)を使用してください。
縫い方
①水溶性芯地を刺しゅう枠にピンと張ります。
②刺しゅうデザインカテゴリー「レース刺しゅう」→「溶ける芯地用デザイン」から
お好みのレース模様を選択して縫います。
③水溶性芯地を枠から外し、模様のまわりの余分な芯地をハサミで切ります。
④ぬるま湯(35~45 度)に浸して芯地を溶かします。
新しいぬるま湯にかえて 10 分程度ひたすと、きれいに取り除くことができます。
さらに、何度かぬるま湯ですすぐと柔らかくなります。
※強くもんだり、こすったりすると模様がくずれてしまうのでご注意ください。
⑤芯地を溶かしたあとは、タオル等で水分を吸い取り、日陰で平干しをして完全に乾かします。
応用
●レースの連続
刺しゅう編集画面でレース模様同士が少し重なるように設定するとレースをつなげて縫うことができます。
●立体的なレース刺しゅう
「布地用デザイン」と「溶ける芯地用デザイン」を組み合わせて立体的なレース刺しゅうに仕上げることもできます。
~縫い方~
①レース(溶ける芯地用デザイン)を縫い、芯地を溶かして乾かしておきます。
②刺しゅう枠に布を張り、「レース刺しゅうデザイン」→「布地用デザイン」を選択して、
布地用デザインに含まれているガイドラインまで縫います。
③布地用デザインに含まれているガイドラインを縫った後、(1)で縫ったレースを上に載せてテープで固定し、
次の模様でレースを布に縫い付けます。
※「布地用デザイン」の模様には、「溶ける芯地用デザイン」を上に乗せるためのガイドラインが含まれています。
ガイドラインを縫ったあと、レースを上に乗せて固定し、次の模様を縫うとレースを布に縫い付けることができます。
作品例