しつけ縫い
しつけ縫いとは、縫い合わせる布同士がずれないように、本縫いをする前に仮であらく縫いとめておくことをいいます。
ミシンを使えば厚手の布や、長い距離のしつけ縫いも手軽にできます。ダーニング押さえを使ってしつけ縫い模様を縫う方法と、基本押さえを使って縫う方法の2種類をご紹介しますので、ぜひお試しください。
しつけ縫い模様で縫う方法
【ミシンのセット】
●縫い模様:しつけ縫い模様 ※内蔵されていないミシンもあります。
ミシンをスタートさせても布を送らずに1針縫って停止するので、お好みの間隔で布を移動させながら1針ずつ縫うことができます。(フットコントローラーを踏み続けても1針で停止します)
●押さえ:フリーキルト押さえ(ダーニング押さえ)
●送り歯:下げる
【縫い方】
①1針縫ったら、布を手で移動させて、また1針縫います。
※これを繰り返します。
②本縫いをしたらしつけ縫いの糸をほどきます。
※布の裏側の下糸→表側の上糸の順にほどくのがオススメです。
基本押さえを使う方法
【ミシンのセット】
●縫い模様:直線
●押さえ:基本押さえ
●縫い目のあらさ:5
●糸調子ダイヤル:1
【縫い方】
①通常の直線縫いと同じように縫います。
②本縫いをしたら、しつけ縫いの糸をほどきます。
糸調子を弱く、縫い目をあらく設定しているので、糸がほどきやすくなっています。
※布の裏側の下糸→表側の上糸の順にほどくのがオススメです。
ワンポイントアドバイス
本縫いで縫う予定の位置を避けて縫いましょう。しつけ縫いと本縫いが重なってしまうと、しつけ縫いの糸がほどきにくくなってしまいます。