かがり縫い

多くの生地は糸を織ったり編んだりして作られています。切りっぱなしでそのままにしておくと、布の端がどんどんほつれてしまうため、布の始末が必要です。
布端をほつれないように始末することを「布をかがる」といい、家庭用のミシンでかがり縫いができます。
生地の種類やミシンによって使う押さえや模様が違うので、ご注意ください。

使用する押さえの種類

縫い方

たち目かがり押さえ/縁かがり押さえを使う場合の注意

押さえのガイドに布端を合わせて縫う
(縫う前に必ず押さえの針金に針があたらないことを確認してください。)

ワンポイントアドバイス

① 普通地~厚地

使用押さえ:たち目かがり押さえ/縁かがり押さえ

使用模様

使用模様

ガイドに布端を合わせて縫います

ガイドに布端を合わせて縫います。

縫い上がり

縫い上がり

② ほつれやすい普通地 A

使用押さえ:縁かがり押さえ

使用模様

使用模様

ガイドに布端を合わせて縫います。

ガイドに布端を合わせて縫います。

縫い上がり

縫い上がり
※縫い目がロックミシンのものに似ている。

③ 伸縮性のある生地 A

使用押さえ:基本押さえ

使用模様

使用模様

縫い代を少し多めにとって縫います。

縫い代を少し多めにとって縫います。

余分なところを縫い目近くでカットします。

余分なところを縫い目近くでカットします。

縫い上がり

縫い上がり

ほつれやすい布や伸縮性のある布のほつれ止め、布端の反り防止などに使います。

④ 伸縮性のある生地 B

使用押さえ:縁かがり押さえ

使用模様

使用模様

伸縮性のある布(ニット地など)のかがり縫いに使います。

伸縮性のある布(ニット地など)のかがり縫いに使います。

縫い上がり

縫い上がり

⑤ 普通地を2枚合わせてかがる場合(合わせ縁かがり)

使用押さえ:たち目かがり押さえ/縁かがり押さえ

使用模様

使用模様

生地を2枚合わせてガイドに布端を合せて縫います。

生地を2枚合わせてガイドに布端を合せて縫います。

縫い上がり

縫い上がり

※ミシンによって搭載しているステッチが異なります。また、たち目かがり押さえ/縁かがり押さえのいずれかが標準付属のミシンの場合もあります。
ミシン取り扱い説明書をご参照ください。

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