スカラップ
スカラップとは、半円を連ねたような形状の、主に裾の仕上げに使うステッチです。ホタテ貝(スカラップ)に似ていることからこのように呼ばれています。繰り返される曲線で可愛らしい印象に仕上げることができます。
縫い方
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裾となる位置に模様を縫います。
※薄い布、縮みやすい布を使う場合は、裏側に接着芯を貼るか、紙などを敷いて縫います。
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刺しゅうした糸を切らないように、布端をカットします。
※さらに、エロンゲーション機能(縫い目のあらさを一定に模様の長さを変えられる機能)のあるミシンでは、スカラップの山の長さを×1から×5まで調整することができます。
三日月の山が大きくなりますので大きな面積にスカラップ刺しゅうをしたい場合はエロンゲーション機能を使って山を大きくすることをお勧めします。
用途
ブラウスの袖口、スカートの裾回り、レースや小物作りにも…
適した布
麻やローンなどが扱いやすいです。布によって仕上がりイメージが異なります。
作品イメージ
刺しゅうと組み合わせることにより、よりフェミニンに可愛らしい仕上がりになります。